こんにちは、梨子です。
30代後半あたりから、周りでささやかれ始める更年期対策。
女性なら避けられない問題ですが、人によって出る症状は違います。
今回は更年期についての記事です。
更年期:セルフチェックで対策を考えよう!
今日の記事の内容:
- 更年期とは
- 更年期セルフチェック
- 更年期のパターン
- 更年期の対策法
1.更年期とは
1年間以上の無月経を閉経といい、閉経の前後合わせて10年の期間が更年期といわれています。
年齢を重ねると、卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。
その結果、ホルモンのバランスが崩れ、月経周期の乱れやエストロゲンの欠乏により心身にさまざまな不調があらわれます。
症状の種類や強さは個人差がありますが、更年期のさまざまな不調を「更年期症状」といい、仕事や家事など日常生活に支障をきたしてしまうほどの重いものを「更年期障害」といいます。
2.更年期セルフチェック
以下のリストに答えて、該当するものがあるかチェックしてみて下さい。
- 顔がほてる
- 汗をかきやすい
- 腰や手足が冷えやすい
- 息切れ、動悸がする
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 怒りやすく、すぐイライラする
- くよくよしたり、憂うつになることがある
- 頭痛、めまい、吐き気がよくある
- 疲れやすい
- 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
- 生理の周期が不規則になる、経血の量が少ない(又は急に多くなる)
- 基礎体温が上がらない(高温期に入らない)
どれか一つでも症状があるなら、更年期対策が必要です。
3.更年期のパターン
更年期前半/閉経前:月経異常
一般的に正常の月経周期は25~38日、持続日数は3~7日のものが、周期がバラバラだったり、期間が短かったり長かったりになる
- 頻発月経:月経25日未満で出血が反復したりする
- 機能性出血:月経以外の子宮内膜からの出血
更年期/閉経前後:自律神経失調
自律神経のバランスが崩れ、体や心のバランスが乱れる状態になる
- 肉体的:慢性的な疲労、偏頭痛、目眩、動悸、ほてり、不眠、頻尿など
- 精神的:イライラ、不安感、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏、焦燥感など
更年期後
ホルモンの急激な変化に伴う不調は治りますが、生活習慣病のリスクが高まる
- 泌尿生殖器の萎縮症状
- 高コレステロール血症、心血管系疾患
- 骨粗鬆症
4.更年期の対策法
症状がない又は軽い人
- バランスの良い食生活を心がける
- 有酸素運動などの適度な運動を続ける
- 女性ホルモンのバランスを整える
- サプリメントや医薬品を飲む
症状が生活に影響を及ぼすような人
早めに医療機関に相談しましょう。
治療方法には、
- 生活指導
- カウンセリング
- 薬物療法など
診察、漢方療法、ホルモン補充療法には健康保険が適用されます。
ホルモン補充療法(HRT)のエストロゲン製剤
内服薬(錠剤)、肌に貼るパッチ、肌に塗るジェルという三つのタイプがあり、それぞれ副作用があります。
漢方薬
効き目は穏やかですが、長期に服用できます。
当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸などが代表的ですが、体質により処方は変わります。
病院やクリニックによっては、診療時に相談料、精神療法時にカウンセリング料などを別途設定している場合もあるので、事前に確認した方が安心です。
費用は診療費+処方料+薬代で2,000~5,000円程度が一般的です。
(低用量ピルは健康保険の適用外)
まとめ
自分の体としっかり向き合わないといけない年齢ですね。
女性ホルモンが減ったとしても女性らしさは無くしたくないです、更年期が来たら、毎日なるべく穏やかに過ごせるように、前向きに乗りきりましょう!
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