こんにちは、梨子です。
白内障は早ければ40代から発症して、80歳以上ではほぼ100%に及びます。
親世代では手術を受けている人が多くて、私の周りでは話題になることが増えてきました。
今日は白内障についてのを記事です。
白内障の予防と対策:早ければ40代から発症!
今日の記事の内容:
- 白内障セルフチェック
- 白内障とは?
- 白内障手術について(検査・手術方法・日数・費用・術後)
- 予防法
1.白内障セルフチェック
下記のチェック項目に該当するものはありませんか?
- 二重、三重に見える
- 眼鏡をかけても活字が読みにくい
- 距離感がなくなってきた
- 視界がかすんで見える
- 両眼の視力の差が大きいと感じる
- 光を眩しいと感じることが多い
- 黒目に濁りがある
白内障は早期発見が大切です。
痛みを伴わないので、眼科受診が遅れてしまう事が多いので、気になる症状があれば早めに受診しましょう。
もし身近な方に該当しそうな方がいれば、教えてあげて下さい。
2.白内障とは?
白内障とは、眼の中のレンズの役割をしている水晶体にあるタンパク質が、異常変質により濁ってしまう病気です。
水晶体のタンパク質が異常変質を起こす原因は酸化にあります。
酸化してしまう理由は加齢が一般的で、他にも水晶体への紫外線・眼に対する衝撃・放射能・熱等があります。
つまり白内障の原因として考えられるのは、
- 加齢
- アトピーや糖尿病などの疾患
- ステロイド等の特殊な薬の影響
- 外傷などによる
- 先天性
一度発症してしまうと薬では治りません。
薬が効くのは発症前の予防か、発症した初期に抑制することができるだけで、最終的には手術以外の方法はないようです。
3.白内障手術について(検査・手術方法・日数・費用・術後)
白内障手術は、白く濁った水晶体を除去して、眼内にレンズを埋め込む手術です。
検査
手術のための情報を得る検査
- 屈折検査………………現在の視力測定
- 眼圧検査………………白内障以外の病気がないかどうか
- 細隙灯顕微鏡検………白内障の進行度合い
- 眼底検査………………白内障以外の病気がないかどうか
手術後の見え方を決定するための検査
- 角膜内皮細胞検査……角膜の手術耐久性と、手術後の視力への影響
- 眼軸長測定・角膜曲率半径……使用する眼内レンズの度数決定
手術方法
白内障の手術は大きく分けて3種類あります。
- 超音波乳化吸引術(PEA):前嚢を切開し、核・皮質を超音波で砕いて吸引する
- 水晶体嚢外摘出術(ECCE):前嚢を切開し、核・皮質を摘出する
- 水晶体嚢内摘出術(ICCE):水晶全体を摘出する
超音波乳化吸引術が切開の範囲が小さくて済むので、最も一般的な術法です。
白内障が進行していた場合は状況に応じて他の術法になります。
日数
手術時間は早ければ10~20分程度で終わります。
麻酔は眼のみの局所麻酔が主流です。
大学病院や総合病院、町の眼科でも行われていて、入院を必要としない日帰り白内障手術も普及していて、手術後の検査で問題がなければそのまま帰宅できます。
費用
費用については、保険の適用範囲か自由診療によるものかで大きく変わります。
手術の方法に加えて、レンズの種類がたくさんあるからです。
大きく分けて単焦点眼内レンズ(保険診療)と多焦点眼内レンズ(自費診療) があります。
単焦点眼内レンズ
保険の適用範囲で、検査費も含めて片目で5万程度で行うことができます。(年齢や世帯収入、加入の保険組合で変わります)
どの距離にピントをあわせた目にするかを術前検査で眼内レンズの度数を決定します。
例えば、ピントを近くにあわせた場合は「普段は眼鏡をかけ、手元を見るときは外す」ということになります。
乱視が強いと遠用と近用の眼鏡を使いわける必要があります。
多焦点眼内レンズ
自由診療になるので、検査費用なども含めた総額は片目で45万円程度から60万円を超えるレンズもあります。
先進医療実施施設に認定された病院では、先進医療保険給付対象となる多焦点眼内レンズを保険診療自己負担分+追加費用で受けることができます。
費用は高額になりますが、遠方と近方の広範囲にピントが合い、製品により様々な特徴があるので、自分のライフスタイルに合ったレンズを選ぶことができます。
術後
手術後は目に触ったり、こすったりしないように透明のゴーグル(病院で販売される)を装着して目を保護します。
手術の際、散瞳薬(瞳を一時的に大きくする)が使われるので、手術後しばらくは、ぼやけて見えたり、眩しさを感じたりするので、運転はできません。
一般的に、手術の傷が落ち着くまで1週間程度はかかります。
手術後のケアの目安は、病院により異なりますが、医師の指示により、検診と点眼薬の処方を受けます。
手術の影響で眼圧が上がったり、網膜がむくんでしまったりする事があるので、手術後は痛みがなくても必ず点眼を続け、気になればすぐに医師に診てもらわないといけないです。
4.予防
外科手術としては最も多い部類に入る一般的な手術だそうですが、なるべく受けないで済むように予防したいです。
キーワードは抗酸化力。
- 抗酸化作用の高い果物や野菜を食べる
- AGE(タンパク質と糖が加熱されてできた物質)はなるべく控える
- 紫外線を目に入れない
- 赤外線を目に入れない
- 目の外傷を避ける
- 禁煙する
一度なってしまった白内障は進行を遅くすることはできても、手術以外で治すことはできません。
抗加齢、抗酸化が白内障の予防になるのです。
まとめ
予防の項目内容は、つまり「アンチエイジング」。
すべてにおいて酸化するって恐ろしい、、、年齢を重ねて錆びてしまうのは極力先に延ばしたいです。
日常を規則正しく生活するのが一番の近道ですね!
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